外科的歯冠延長術 (虫歯で抜歯になる歯を救う方法)
虫歯が大きくなってきますと、歯は茶色く、あるいは黒くなってきて、軟らかくなってきます。
それに伴い、歯に穴があいてきたり、欠けてきたりしますね。
その欠けが大きくなってきますと、歯ぐきからほとんど見えなくなってしまうまで歯が無くなってしまいます。
歯ぐきの下には、歯の根っこが残っているのですが、歯ぐきから見えなくなるくらいまで虫歯が進行してしまいますと、抜歯が必要となります。
こんな時、何とか歯を残したいと考え次のような方法をとります。
① 外科的歯冠延長術
歯ぐきと、骨を削って、まわりを低くすることにより、歯を歯ぐきから出す。
② 矯正的歯冠延長術
歯を引っぱって、歯ぐきから出す。
ここでは①の場合の説明をしましょう。
この方法の利点は、
1.確実に歯ぐきから歯を出すことができる。
2.歯ぐきの後戻りが(再び歯が埋もれてします)ことが少ない。
3.比較的治療が早くすすむ。
欠点は、
1.歯ぐきや、骨を削るという手術をしなくてはならない。
2.歯ぐきが下がってしまうので、歯と歯の間が広がってしまう。
3.歯ぐきが下がってしますので、歯が長くなったようになる。
またこの方法が使えない場合もあります。
1.虫歯が大きすぎる。
2.歯の根っこの長さが短い。
3.歯に動揺がある。
4.隣の歯と近接している。
5.血が止まりにくいなどの全身的要因で手術ができない。
歯は骨からもほとんど出ていません
骨から約3ミリは出ている必要があるのです
まず切開します
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口の中を見てみましょう。
一番奥の歯が大きな虫歯ですね。
このままでは、歯を保存するのは難しいでしょう。
金属の土台をたてたところです。
これで被せがかぶせられます。
歯の周りの骨を削りました
表の骨には、骨膜を残して歯肉を剥離してあります
上記とは別の方です
このままでは被せは作れません
歯ぐきを切って歯を歯ぐきから出しましょう
手術をご覧になりたい方は、下に進んでください。
出血などがありますので、不快に思われる方はご覧にならないでください
金属の土台をたてることができました
この上から、被せを作ることができます
付着歯肉の獲得も同時に行いました
http://sugimoto-dental.net
兵庫県三田市つつじヶ丘北2-2-6 (079)568-0005
外科的歯冠延長