→
下顎埋伏智歯
歯ぐきを戻します。
きれいに縫ってやると、炎症が少なく、治った後歯肉がきれいです。
あまり強く結ぶと腫れが大きく出るようです。
ぐらぐら! ぐぐ!
ま、まだ引っかかる。
もう一回歯を切断しました。
もう一度レントゲン写真を見てみましょう。
手前の12歳臼歯に引っ掛かっている智歯が見えます。
智歯の根尖の近くに、大きな神経があります。
無事抜歯終了しました。
お疲れ様でした。
横を向いた智歯
抜けた痕が見えますね。
根っこが二本だったので、穴も二本です。
神経に損傷がないか確認し、抜いた穴を掃除し、骨が尖ってないか調整をします。
また手前の歯に虫歯がないかなど、細かいところもチェックを忘れずにします。
智歯を見えるようにしなくてはなりません。
歯肉を切開します。
口の中を見てみましょう。
智歯はほんの少しだけしか見えていません。
抜歯をしましょう。
注:以下の外科処置に関する説明用写真は、歯肉を剝離したり、出血している写真もあります。
それらが不快に感じるかたは、ご覧にならないようお願いいたします。
http://sugimoto-dental.net
兵庫県三田市つつじヶ丘北2-2-6 (079)568-0005
下顎智歯埋伏抜歯 (埋もれている親知らずの抜歯)
人間のあごの骨は、少しずつ小さくなっているといわれています。
歯の大きさはあまり変化をしていません。
このことにより、あごの大きさと歯の大きさのアンバランスが生じてきています。
この結果、歯並びが悪くなったり、親知らず(智歯)が横を向いて萌出しようとしたり、あるいは先天的に歯が無いなどの状態になります。
「親知らずが痛~い」と言って来院される方がおられますが、ほとんどが萌出スペースがないため、親知らず(智歯)が横を向いてしまっています。 (写真1)
このような場合、抜歯が適応と考えられます。
しかしこのような場合の抜歯は、普通抜歯と比較して
注意すべきことが多くあり、また手技的にも難しいです。
通常 歯は萌出方向に抜きますが、このような場合は
手前に12歳臼歯(第二大臼歯)があるため、上手く抜けません。
また歯肉や骨に埋もれているために、歯肉を剥離したり骨を削ったり
しなければなりません。
それに加え、上手く生えてこれないため歯(智歯)が骨の中の方にあり、骨の中にある大きな神経と近接しておりその点でも注意が必要です。
これらの難問や注意点に留意しながらの抜歯となるのです。
グボッ!
出てきましたね。
少し動いてきました。
歯を引っぱろうと思っても、手前の12歳臼歯があるので引っぱれません。
そこで智歯の頭部分に切り込みを入れ、頭部分を切り落とすことによって歯を引っぱるスペースを作ります。
歯肉を広げてやると、智歯の頭の部分が出てきました。
骨がかぶさっていると抜けないので、少し骨を削ります。
上から下への細い二本線が神経
↑
このホームページ上の記載事項、及び画像等は無断でコピーなどしないでください。
智歯の頭部分が切り落とされました。
いよいよ抜いていきます。
器具を差し込み。
ぐぐ!
写真1